弁護士会にも様々な「委員会」があります。私、佐々木はと申しますと、司法修習委員会、民事介入暴力対策委員会、法教育委員会に所属しています。今回は、このうち法教育委員会についてご紹介したいと思います。
「法教育」と聞くと、法律の条文を教えるのではと思われるのではないかと思います。しかしながら、我々の思う法教育は、大学の法学部で学ぶような内容の頭出しのようなものではありません。法務省によると、「法教育とは，法律専門家ではない一般の人々が，法や司法制度，これらの基礎になっている価値を理解し，法的なものの考え方を身につけるための教育」とされており、法的なものの考え方やその根底にある価値観を身につけてもらうものであるとご理解いただければよろしいかと思います。
具体的には、学校に出向いて、児童・生徒さんに法教育の授業をしています。このコラムを見てくださっている方の中に学校の先生がいらっしゃれば、ぜひ授業のネタにでもご検討いただければと思います（お気軽にお問い合わせください）。先ほどやんわり「我々の思っているところの法教育」ではないと否定しましたが、消費者法や労働法のお話もできますし、最近はインターネット関係の話をしてほしいというご依頼も増えています。
ちなみに、法務省の法教育キャラ「ホウリス君」がかわいいので、ぜひ検索してみてください。